2007-02-08

大谷昭宏って人の意見は、まったくもって論理ってもんがない

久々の更新にもかかわらず、カタい話ですまぬ。仕事が忙しいのだ。

以前にも批判したことがあった([1][2])が、大谷昭宏氏のコラムを批判してみる。今回取り上げるのは、『「家族」の視点から女性・女系天皇に賛成 ― 男の子がいる家庭だけが理想か ―
氏はファミリーの視点から女性・女系天皇に賛成、と言っている。そもそも、女性天皇は過去に例があり、これに反対している人はほとんど居ない。だから、氏の主張は、「女系天皇に賛成」であって、その理由は、天皇家は、国民の敬愛する理想の家族(ファミリー)であるべきだから、というもの。続けて、現代の理想の家族とは、「必ずお世継ぎ様の男の子がいる家庭」ではない、と言っている。
なるほど。では、どういう家庭が理想なのか?そのことに氏は何も答えていない。子供が居ない家庭すら、理想の家庭足りうる、とは言っているが、具体的な条件は何も書いていない。
ならば、どんな家族でもいいってことになりはしないか?具体的に理想の家庭を定義しなければ、どんな結論でも導き出すことが可能だ。理想の家庭の具体像を定義しない限り、氏の主張は根拠のないものだと言わざるを得ない。

また氏は、現憲法の精神に基づけば、側室を認めることはできない、ということも女系天皇を認めざるを得ない理由に挙げている。そもそも現憲法はGHQに半強制されたものであり、そんなに有難がる程のものか、というのは措くとしても、側室を認めること以外に男系を保存していく方法はある。それは宮家を増やすことだ。この方法を取り上げないのはどういうことか?まあ、紙面の都合なのかもしれないが。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。トラックバック代わりに失礼します。大谷昭宏氏と朝日系列がキャンペーンを貼っている「オタクホームレス」という概念ですが、信憑性に問題があります。

日本テレビが「ネットカフェ難民」という流行語をヒットさせた事の次を狙ったのかもしれませんが、今の所は朝日だけが騒いでいるお寒い状況なのです。

「フィギュア萌え族」の定着に失敗した大谷氏にとって、「オタクの末路はホームレス」と言ってしまう事には、ある種の欲望が伴っているのではないかと懸念されます。

りょう さんのコメント...

古鳥羽護さん:
はじめまして。ようこそ。
大谷氏はそんなことにも手を染めてるんですか?んー、それが本当ならジャーナリストの名を返上すべきでしょうね。

ところで、このBlogger.comですが、トラックバックがない代わりにバックリンクってのがあって、そちらからリンクしてもらって、そのリンクからこちらへ飛んでもらうと、こっちにリンクが作られる…らしいです。よろしく。