2009-08-24

閔妃殺害事件の関係者と閔妃の子孫が和解

「閔妃殺害事件の関係者と閔妃の子孫が和解」ってニュースを報道ステーションでやってた。
閔妃殺害事件は、乙未事変とも言い、李氏朝鮮の王妃で、日本人が深く関わっていた。
で、今回は、殺害に関わったある日本人の孫(と言っても八十歳を超えた男性だが)が、「重い十字架」を背負い、贖罪のため明成太皇后(閔妃)の墓を訪れた、というお話。

まあ、個人がどう考え、どう行動しようと自由だけど、直接殺害に関わったわけでもない人がそこまで「重い十字架」を背負ってしまう、ってのはちょっと病的。いくら自分のお祖父さんのやったことだとしても。

この事件後、日本は朝鮮半島を併合してしまう。閔妃は、日本を排除してロシヤと組もうとしてたわけだけど、この事件がなければ、日本に併合されない代わりに、ロシヤの植民地になったはずだ。
現在、閔妃は「国母」として尊敬されてるらしいけど、もし彼女のせいでロシヤの植民地になっていたら、一体彼女はどういう評価を受けていたんだろう?朝鮮半島の人達は、そういう想像をしないんだろうか?

そう言えば、伊藤博文を殺した安重根も韓国では英雄だそうだけど、伊藤は朝鮮半島の日韓併合に反対の立場であって、この暗殺によってむしろ併合が加速した。

もし安が伊藤を暗殺しなければ、重鎮・伊藤の力で併合が避けられていたかもしれない。もっともその場合、朝鮮半島の近代化はずっと遅れることになったに違いない。なぜなら、朝鮮半島の近代化は、併合後の日本からの資金持ち出しによって実現しているからだ。朝鮮半島にそれだけの資金は無かった。もしあったのなら、日本から資金を持ち出す必要は無かったはず。伊藤が併合に反対だったのも、併合して朝鮮半島を経営することにより得られるものは少ないとの判断もあったのだろう。

閔妃の話に戻るが、閔妃は、開化派である金玉均に排除されかけたこともある。閔氏一族で国政を私物化した人物でもあり、本当に閔妃が「国母」と呼ばれるに足る人物なのかは、非常に疑問が残る。

少なくとも、そういう意見があってもなんら不思議は無いはずだが、韓国国内ではそういう言論はほとんどなされない。そういう発言をした金完燮氏は、名誉毀損で有罪とされた。異常である。

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